Zoomの通信量を節約する(減らす)方法を紹介

Zoomの通信量を節約する(減らす)方法をご紹介します。

Zoomを音声のみで利用した場合、ビデオ通話した場合、それぞれ1時間あたりにかかるデータ通信量を検証した結果やZoom以外の通話アプリと比較した結果も取り上げているので参考にしてください。

目次

Zoomの通信量を節約する(減らす)方法

最も効果的なのはビデオをオフにする方法ですが、以下の方法も通信量の節約に繋がります。

ミニウィンドウにする

PCでデスクトップクライアントをお使いの場合は、デフォルトの画面サイズや全画面で表示するのではなく、ミニウィンドウで表示させましょう。

Windows版をご利用でしたら画面右上の最小化アイコン「−」を、Mac版をご利用でしたら画面左上の最小化アイコン「−」をクリックしてください。


iOS版・Android版のZoomアプリをお使いで、相手側だけビデオを表示している場合は、自分のサムネイルをタップするとビデオ画面を最小化できます。

HDを有効にしない

デスクトップクライアントでビデオ通話を行う際に、HDを有効にしている方は無効にした方が通信量を節約できます。

歯車マークの「設定」をクリックして「ビデオ」へと進み、「HDを有効にする」のチェックを外してください。



画面共有のフレームレートを下げる

各種ファイルやホワイトボード、ブラウザの画面などを共有する際のフレームレートをデフォルトの10より下げると多少なりとも通信量を減らせます。

まずは「設定」をクリックして「画面を共有」へと進んでください。



続いて画面右下の「詳細」へと進み、「画面を共有10フレーム毎秒に制限します」にチェックを入れるとフレームレートを変えられます。



フレームレートを下げすぎると画面の切り替わりがスムーズでなくなるので、何度か調整してみてください。

PPTを共有して音声通話する


オンライン授業などで学生側にかかる通信量を減らしたい場合は、ビデオ通話ではなくPPT(パワーポイント)を共有して、音声通話で授業を行った方が通信量を減らせます。

Zoomで音声通話した際にかかる通信量


ここからはZoomで音声通話した際にかかる通信量をご紹介いたします。

iPhone SE2・ドコモ回線を使用して、スマホ同士で1時間音声通話した結果(モバイル通信の統計情報をリセットして2回測定)、平均で41MBの通信量が消費されました。

以下の表は上記の結果をもとに作成した音声通話時間別の通信量です。

音声通話時間 通信量
1時間 41MB
4時間 164MB
8時間 328MB
12時間 492MB
24時間 984MB

音声通話のみであれば、丸一日使用して1GB程度(1000MB)です。

他の通話アプリと音声通話にかかる通信量を比較

Zoomを含む6つの通話アプリを比較した結果、Messengerが最も通信量を節約できる通話アプリでした。

Zoomに対抗してMessenger Roomsというサービスもリリースされています。

ランキング 通話アプリ 1時間あたりの通信量
1位 Messenger 9MB
2位 WebEx Meetings 17MB
3位 Google Meet 35MB
4位 Microsoft Teams 37MB
5位 Skype 38MB
6位 Zoom 41MB

Zoomでビデオ通話した際にかかる通信量


iPhone SE2・ドコモ回線を使用して、スマホ同士で1時間ビデオ通話した結果(モバイル通信の統計情報をリセットして2回測定)、平均で762MBの通信量が消費されました。

以下の表は上記の結果をもとに作成したビデオ通話時間別の通信量です。

※1GB=1000MB

ビデオ通話時間 通信量
1時間 762MB
4時間 3GB
8時間 6.1GB
12時間 9.1GB
24時間 18.3GB

ビデオ通話は音声通話のおよそ18.5倍の通信量がかかりました。

Zoomで9時間以上ビデオ通話を行うと、一般的な7GB制限に達してしまうので、頻繁にオンライン授業などに参加するようならWi-Fiの利用が好ましいです。

他の通話アプリとビデオ通話にかかる通信量を比較

Zoomを含む6つの通話アプリを比較した結果、WebEx Meetingsが最も通信量を節約できる通話アプリでした。

ランキング 通話アプリ 1時間あたりの通信量
1位 WebEx Meetings 271MB
2位 Skype 390MB
3位 Messenger 404MB
4位 Microsoft Teams 478MB
5位 Zoom 762MB
6位 Google Meet 1068MB
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