iPhoneやiPadの画面に突然「Apple ID サインインが要求されました」と表示される原因や対処法について紹介します。
「Apple ID サインインが要求されました」と表示される原因
「Apple ID サインインが要求されました」のポップアップは、2ファクタ認証(2段階認証)を有効にしているApple IDを使って、App StoreやiTunes Store・iCloudなどにサインインを試みた時に表示されます。
ポップアップが表示される直前に、ご自分でサインインしていない場合は第三者から不正アクセスされかけたことを意味しています。
Apple IDとパスワードの両方を乗っ取り犯に特定されたものの、サインインする際に6桁の確認コードが必要になる2ファクタ認証のおかげで乗っ取りを防げたというわけです。
「Apple ID サインインが要求されました」と表示された時の対処法
2ファクタ認証が有効な限り、不正アクセスされる可能性は限りなく低いのですが、「許可しない」をタップして速やかにApple IDのパスワードを変更するようにしてください。
ただし、パスワードは変更されてもApple IDはそのままなので、ID自体知られているのが怖いという方は、IDを削除して新しく作り直しましょう。
「許可する」を押してしまった場合
「Apple ID サインインが要求されました」のポップアップがいきなり表示され、間違って「許可する」を押してしまっても、乗っ取り犯は6桁の確認コードを把握できません。
ご自分のデバイスに確認コードが表示されるだけで、不正アクセスされることはないのでご安心ください。
現在地と違う場所が表示される理由
第三者から不正アクセスを試みられて「Apple ID サインインが要求されました」のポップアップが表示された場合は、当然ながら現在地と違う場所が表示されます。
過去には中国からサインインを要求されるトラブルが続出したことがあります。
しかし、自分がサインインしたにも関わらず、県外など現在地と全く異なる場所が表示されることがあります。
これはマップに表示される住所がデバイスを操作している現在地ではなく、接続しているインターネット回線のIPアドレスから割り出された住所が表示されているためです。
ですので、ご自身がサインインした直後に表示されたポップアップであれば、違う場所が表示されていても「許可する」をタップして、6桁の確認コードを発行しても大丈夫です。
それでも心配な方は、IPアドレス・住所検索サイトにアクセスしてみてください。
アクセス先で表示されている住所がポップアップと同じであれば不正アクセスではありません。