X(Twitter)の足跡を確認する方法や足跡機能に関わらず閲覧がわかる誤操作などについて解説します。
X(Twitter)の足跡とは?
アプリやウェブサービスなどで自分のプロフィールページ・投稿を誰が見たかわかる機能を一般的に足跡機能と呼びます。
2024年現在、X(Twitter)のタイムライン上部に表示されているスペースは足跡がつく仕様になっています。
スペースに参加中のユーザーは鍵垢であっても名前とアイコンが一覧で表示され、ホスト(主催者)やスピーカーだけでなく、他の参加者からも見える仕様になっています。
ただし、スペースから退出すると名前もアイコンも消えて足跡は残りません。
X(Twitter)のポストに足跡機能はない
2024年現在、Twitterにスペース以外で足跡機能は存在しません。
かつて存在した24時間で自動的に消えるフリートには足跡機能が搭載されていたのですが、フリートは既に廃止されています。
(参考:Twitter新機能のフリート。閲覧がバレる“足跡機能”に「怖い!」の声)
2022年12月に導入されたView Countsは、ポストの閲覧数は分かるものの、誰が見たかまでは分からない仕様になっています。
また以前、Twitter足跡確認くんやTwitter足跡解析ツール、ツイッター足跡追いかけったーなどの足跡アプリが拡散されたことがあるのですが、実態は典型的なスパムアプリでした。
URLをクリックしてお使いのアカウントと連携させると、この足跡解析ツールの宣伝ポストを勝手に投稿されてしまい、それを見たフォロワーが次々とスパムアプリを連携してしまったというのが事の真相です。
その他にも忍者サンドボックスというブログパーツで誰がX経由で自分のブログを訪問してくれたのかを調べられるツールが存在するのですが、あくまで忍者サンドボックスを連携しているユーザーしか把握することはできません。
海外にもTwitter Counterという同様のブログパーツが存在したのですが、こちらは現在閉鎖されています。
X(Twitter)を閲覧しているのを知られる誤操作
ポストの足跡を確認する方法は公式・非公式問わず存在しないのですが、誤って以下の操作をしてしまうと相手にポストを見ていることを知られてしまいます。
相手のアカウントをフォロー
相手のプロフィールページを閲覧していて誤ってフォローボタンを押してしまうとフォロワー数が一人増加し「○○さんにフォローされました」という通知が相手に届いてしまいます。
すぐにフォローを解除しても一度届いた通知は消えないので、結果的に相手に気づかれてしまいます。
相手のポストをリポスト
フォローと異なってリポストはボタンを押してから「リポスト」もしくは「引用」のいずれかを選択する必要があるため、誤操作してしまう可能性は低いです。
しかし、一度でもリポストしてしまうと「○○さんがあなたのポストをリポストしました」という通知が相手に届きます。
相手のポストをいいね
相手に閲覧を気付かれる誤操作で最も起こりがちなのが、相手のポストにいいねを付けてしまう行為です。
タイムラインを眺めていて一度や二度は間違っていいねを付けてしまったことがあるのではないでしょうか。
相手のポスト一覧をスクロールして眺めていたり、自分のタイムラインにリポストで回ってきたポストにうっかりいいねを付けてしまうと「○○さんがあなたのポストをいいねしました」と通知されてしまうので注意が必要です。
おすすめユーザーに表示される基準は足跡?
フォローしていない特定のユーザーのプロフィールページを何度も訪れたり、頻繁にポストを見ていると、そのユーザーがおすすめユーザーに表示されることがあります。
このような経緯から、おすすめユーザーに表示される基準は足跡なのではないかという説があります。
X側が把握しているアクセス履歴を足跡と称するなら、確かにおすすめユーザーに表示される基準の一つであることは間違いありません。
ただ、おすすめユーザーの表示基準には他にも以下のようなものがあるので、そこまで不安がる必要はありません。
自分がフォローしているユーザーのフォロー先
自分が興味・関心があってフォローしているユーザーが一体誰をフォローしているのだろう?と気になるのはごく自然なことだと思います。
そしてフォローしているユーザーのフォロー先はあなたの興味・関心とマッチする可能性が高いです。
Xのアルゴリズムにはそういった傾向が取り入れられているので、新しくフォローした瞬間にそのユーザーのフォロー先がおすすめユーザーに表示されることも多いです。
自分と似たジャンルのユーザー
Xには株クラスタや声優クラスタ、アイドルクラスタなど様々な集まりが存在します。
クラスタという言葉を耳にしたことがなくても、趣味垢ならご存知かと思います。
自分のプロフィールに特定の趣味を記載しており、ポストの内容もその趣味に関連することが多いようであれば、自分た似た同じようなジャンルのユーザーがおすすめに表示されるようになります。
もちろん、趣味だけでなく弁護士やエンジニア、クリエイターなど特定の職業に特化していれば同様のユーザーがおすすめに載ります。
同じIPで作成した別アカウントのフォロー先
Xは複数アカウントの作成が認められているのはご存知の通りですが、今どきの10〜20代のユーザーは当たり前のように3個も4個もアカウントを持っているという調査結果もあります。
ですが、この別アカウントがおすすめユーザーに影響してくることがあります。
同じIPアドレスからアカウントを複数作成していたり、アプリ上にそれらのアカウントを追加している場合、Twitter側には同一の人物として把握されてしまうので、別のアカウントでフォローしているユーザーがおすすめユーザーに表示されることがあります。
※IPアドレスとは、インターネット上の住所のようなものです。
Xをログアウトして利用する
おすすめユーザーに表示される基準は複数あるため、フォローせずにポストを見ていただいても問題ないのですが、可能な限り表示されるリスクをなくしたい方は、ログアウトして以下の記事で解説している方法で閲覧してください。
足跡代わりに!Xのアナリティクスの使い方
投稿したポストを誰が見てくれたのかまで詳細なデータは把握できないのですが、Xに公式に搭載されているアクセス解析機能「アナリティクス」を利用すれば、どれくらい自分のポストが見られているのかを知ることができます。
アプリからは利用することができないのでPC版Xを利用するか、スマホからであればSafariやChromeを起動してウェブ版Xをご利用ください。
Xにアクセスしたら画面左側の「もっと見る」をクリックして「アナリティクス」へとお進みください。
ホーム画面では以下の過去28日間のデータを確認することができます。
•ツイート数(自分が投稿したツイート数)
•ツイートインプレッション(自分のツイートが表示された回数)
•プロフィールへのアクセス(プロフィールページが見られた回数)
•@ツイート(受け取ったリプライやメンションの回数)
•フォロー数(フォロワーの増減)
ツイートをクリックすると各ツイートのインプレッションを確認することができます。
更にツイートをクリックするとより詳細なツイートアクティビティが表示されます。
•インプレッション(ツイートが見られた回数)
•メディアの再生数(画像やGIF、動画が再生された回数)
•エンゲージメント総数(ユーザーがツイートに反応した回数)
•メディアのエンゲージメント(画像やGIF、動画がクリックされた回数)
•いいね(いいねされた回数)
•詳細のクリック数(ユーザーがツイートを詳細表示した回数)
•プロフィールのクリック数(プロフィールページが見られた回数)
•リンクのクリック数(ツイート内のリンクやカードがクリックされた回数)
おわりに
Xの足跡機能に関する解説は以上です。
フリート(廃止済み)やスペースの登場でこれまでXには無縁だった足跡機能が導入されたので、フォローせずにこっそり見ているアカウントがある方はお気を付けください。